2007年11月17日土曜日

10月14日11時50分以降、ちょっとしたショックを受けてから、原稿展+生家+市内巡り

 この旅の3大目的中の2つ、藤子不二雄A先生対談会拝聴と、サインゲットを、無事達成し、私は自分の幸運をしみじみとかみしめたのだ。2~3分もすると、皆さんめいめい解散され、3階はすっかり静かになった。
 私も原稿展のギャラリーへ戻るためエレベーターで1階まで降り、出入り口を出た。すると、そこでは、サインをもらって超上機嫌になっていた私にとって、ただのサインよりさらにうらやましい光景が繰り広げられていたのだー!

A先生が、サインペン持って、色紙に喪黒福造を描いてらっしゃるー!
二人目のファンには、ハットリくんだー!

(*先生のご肖像が後ろ姿のため、写真を引用いたしました。ご要請があればイラストに差し替えます)

そうかー!小説家のサインなら本にボールペンもありやけど、漫画家のサインはサインペンと色紙が基本なんや―!ミチゾウヤブレタリ、、、


  ナンチャッテ。実際は、A先生が生で喪黒やハットリくんを書いてるお姿に大興奮で、食い入るように見つめ、デジカメを操作しました!
  A先生は親切に、「君の名前は?どんな漢字?」とか聞いて書き加えてらっしゃいました。周りは商工会の人もおらず、出版社らしき人と、まんがファンだけが10名ほどで、先生もすごくリラックスしてました。アーアー、俺もこの時書いてもらったらよかったなー。
  先生が去った後、サインしてもらったお二人に話しかけたところ、地元の人で、もしかしたらと思い色紙を用意していた、とのこと。私もサインをもらったまんが道1巻を見せて、ちょっと話をして別れました。

  さあ、次は、「潮風ギャラリー A先生 原稿展」にもどります。

  原稿4枚入りの額が、1作品につき10本前後飾ってあり、プロゴルファー猿、笑うセールスマン、ハットリくん、怪物くん、少年時代、そして「まんが道」、と先生の代表作そろい踏みです。原稿が、本物か、コピーか聞くのを忘れましたが、中には黄色く変色した原稿もあったし、写植前の生字のものもけっこうあり、興味津々でした。

  会場の一角には、A先生が住んでいたトキワ荘14号を再現したブースもあり、机の上には、「わが名はXくん」の制作中の原稿が置いてあるという気の利きようです、泣かせるね~!

  ギャラリーの2階は、先生のコミックを寝ころんで読めるスペースや、ビデオ上映室なんかもあり、「オヤジ坊太郎」の2巻とか探したかったのですが、時間がないため原稿だけじっくり見て出ました。  

  さあ、次は「光禅寺」、藤子不二雄A先生の生家です。

ギャラリーを出て商店街のアーケードを5分ほど歩くと、ハットリくんの案内看板がありました。そこを曲がって1~2分ほど歩くと、お寺らしき建物が。すると、後ろからでかい声で話しながら、ずかずか近づいてくる人がある。

わぁっ!A先生だー!

「ここですよっ、ここっ!」

なんて言いながら、4~5名の人を引き連れて、すごく楽しそうな感じで、お寺の隣の住居に入って行かれました。A先生でも、やっぱり故郷に帰ると、テンションがあがんねんなー、なんて思いながら見ていると、さっきモグロを書いてもらってた地元ファンの人も付いてきてました。お互い、本堂をバックにして写真を撮りっこし話をしていると、富山県は漫画家をけっこう出しており、おいしんぼの花咲アキラや、きまぐれオレンジロードの先生なんかもそうなんですと、マメ情報を教えてくれました。
 

彼と再び別れて、昼飯を食いに氷見漁港へ向かう。
今日は「キトキト祭り」という氷見市上げての大イベントの日で、新鮮な魚貝にありつけるらしい。
商店街の途中で、A先生が2年間勤めた富山新聞の、氷見分局があったので(A先生は富山市本局で勤務)、一応写真を撮った。


  キトキト祭りは行って見ると、すごい人出!屋台の数もすごいし、失礼ながら地方都市のお祭りとしてはかなりの規模、写真の漁船の向こうの屋根の下は特設食堂会場で超満員、楽しみにしてた新鮮で安い刺身は、作っても作っても追いつかないとかで売り切れ中、売り物のキトキト鍋はほんまに何百人と並んでおり、もうあきらめて、地元婦人会さんやJAなんかの屋台ブースで鯛寿しとお好み焼きを買って食べました。これはこれでおいしかったので満足しました。
さあ、当初の目的3つの内2つは達せられましたので、家路につくといたします。(この時は、自分が二つ山を見つけていたことに、気づいてませんでした。)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

まがみちぞうさんも、この2人の青年が色紙にサインとイラストを描いてもらっている現場にいらっしゃったんですね! 私もこの場にいて、その様子を見ていたんですよ。このあと、A先生たちと一緒に氷見キトキトまつり会場へ歩いていきました。

まがみちぞう さんのコメント...

koikesan、早速のコメントをありがとうございます。koikesanの熱いブログには早速リンクを貼らしていただきました。koikesanの藤子先生への熱い敬意と深い知識は本物です!足元にも及ばない私ですが、今後ともお付き合いをよろしくお願いいたします。
(実は、私、対談会場でkoikesanが富山のテレビ局に取材を受けていたのを1分ほど見てました、なんかリラックスしてしゃべってるように見えましたよ?!)