2007年11月20日火曜日

10月14日、14:46氷見発ハットリくん列車で家路に

  その後、14:46発ハットリくん列車に乗り高岡駅まで戻り、そこからサンダーバード雷鳥に乗り、帰阪したのでありました。片道3時間の旅のお供は、婦人会の鯛飯の残りと、じゃがりこと、売店で買った富山?の清酒「立山」でした、うまかったなー。
  
  帰宅後、数日して余韻に浸りながら、藤子不二雄関連のサイトを覗いていると、なんと!!?

高岡古城公園すもう場=二つ山

と書いてあるサイトを発見!! 
「えーーっ! 俺、知らん間に ”二つ山” に行ってたのかーっ!?」
と、いうわけで、旅の3大目的、完全達成でありましたー!

  それでは、みちぞうが高岡&氷見の旅行に役立つサイトをご紹介したいと思います。


1、藤子不二雄を愛する会(特に、ふるさとまんが道MAPのページ)       http://www.cdl.ne.jp/fujiko_fujio/index.html

まんが道に出てくる名所がずらり一欄できて大変便利、行く前に知ってればもっと効率よく回れたのに~。

2、Google の地図サイトhttp://maps.google.co.jp/maps?oe=UTF-8&hl=ja&tab=wl&q=

まんが道の名所をズバリ検索できるし、「お店やサービスを検索」で、「料理」と打ち込むと、駅前の伊&仏料理が数件出てきた。やっぱり便利。藤子不二雄先生御用達の「文苑堂書店」も一発検索!氷見市ではA先生の生家「光禅寺」も出るよ。

3、高岡市観光ナビhttp://www.city.takaoka.toyama.jp/sangyo/0402/kankou/index.html
高岡市役所の公式ページ、リンク集で国宝瑞龍時の情報もゲットできます。グルメ情報もゲット可能。

4、氷見市公式ページhttp://www.city.himi.toyama.jp/index.html
ここから観光情報を調べれば、魚のうまい店はばっちり!

5、藤子不二雄A先生のふるさとまんがマップhttp://www.city.himi.toyama.jp/~35300/manga/manga-01.htm
A先生ゆかりの場所が一目でわかる便利なマップ、ただ残念なことに、前はハットリくん列車のイラストから入っていけば時刻表が出たのに、今は削除されている。直接JRへ問い合わせされたし。

最後に、みちぞうの関西圏出発おすすめ1泊2日プランです。

1、大阪か京都をJRサンダーバード特急で8時台出発
2、車内で駅弁を食うか、高岡市で昼飯を食うかはあなた次第。11時台、高岡駅着。
3、山町筋土蔵造り、金屋町格子作りを押さえたら、高岡郵便局、文苑堂書店、高岡大仏、古城公園二つ山、射水神社、と正統派まんが道観光を楽しみたい。
まんが道ファン以外の家族を納得させるコツは、赤レンガ銀行とか歴史の香りをかがせることです。 できれば、国宝瑞龍時もまわりたい。
4、夕方4時台の列車で、氷見市を目指す。
5、氷見駅を降りて、観光案内所で、氷見市内の観光マップをもらってください。これがあるとかなり便利です。
6、宿泊施設のお風呂によっては、駅前の「有磯の湯」というスーパー銭湯に入った方が、旅の疲れを取ってくれるだろう。料金は普通の銭湯並みです。貸しタオルもちろんあり。
7、このあたりでだいたい6時、あとはお待ちかねのキトキト魚料理。民宿、旅館、ホテルで食べるもよし、寿司、割烹、居酒屋へ繰り出すもよし。漁港だから外れはないでしょう。
8、翌日朝9:30より、観光案内所の「レンタルサイクル」スタート。これと、観光マップさえあれば、楽々見どころを回れます。歩いてもいいんだけどね。
潮風通り商店街を進んで、10時のハットリくんからくり時計のアクションにぶつかるはず。
そのまま進むと、A先生デザインの魚キャラクターのしゃべる彫像が歩道に何体もあるので、触って楽しもう。
ハットリくんのキャラクター群を抜けると、潮風ギャラリーまんが展(10時開店)。じっくり原稿を見てる間、子供は2階で漫画やビデオを見させればよい。それか、少し先にあるフィッシャーマンズワーフ海鮮館道の駅で、お母さんと魚を買ったり食ったりして遊ばせればよい。 A先生デザインの、「氷見坊主くん」のモニュメントもありますよ。
9、昼飯は、マップを見て選び放題。魚以外でも、氷見うどん、氷見牛と、うまいものが結構あって楽しめる。(私も2008年に両方食べたが、両方ともうまかったです。)
10、午後は漁火ロード(砂浜)を散歩したり(夕景もグーらしい、平日の昼間は無人なので、プチ椎名誠の離れ島探検気分が味わえます)、上日寺の国天然記念物の大銀杏を見に行くのもよい。でっかいでー、さすが天然記念物。 近くには展望公園もあります。
11、午後2時台のハットリくん列車で、高岡へ帰る。各駅での、ハットリくんの声の観光案内は、ぜひ風景と一緒に動画に収めよう。この後、高岡で初日見逃した所へ寄ってから、関西行きサンダーバードに乗ればOK。

12/1には高岡大仏の化粧直しお披露目があるそうだ、近いうちに絶対寒ブリ食べにもう1回行くぞー! (モウ、サスガニ、カゾクハツイテコナイダロウニー、、、)

2007年11月17日土曜日

10月14日11時50分以降、ちょっとしたショックを受けてから、原稿展+生家+市内巡り

 この旅の3大目的中の2つ、藤子不二雄A先生対談会拝聴と、サインゲットを、無事達成し、私は自分の幸運をしみじみとかみしめたのだ。2~3分もすると、皆さんめいめい解散され、3階はすっかり静かになった。
 私も原稿展のギャラリーへ戻るためエレベーターで1階まで降り、出入り口を出た。すると、そこでは、サインをもらって超上機嫌になっていた私にとって、ただのサインよりさらにうらやましい光景が繰り広げられていたのだー!

A先生が、サインペン持って、色紙に喪黒福造を描いてらっしゃるー!
二人目のファンには、ハットリくんだー!

(*先生のご肖像が後ろ姿のため、写真を引用いたしました。ご要請があればイラストに差し替えます)

そうかー!小説家のサインなら本にボールペンもありやけど、漫画家のサインはサインペンと色紙が基本なんや―!ミチゾウヤブレタリ、、、


  ナンチャッテ。実際は、A先生が生で喪黒やハットリくんを書いてるお姿に大興奮で、食い入るように見つめ、デジカメを操作しました!
  A先生は親切に、「君の名前は?どんな漢字?」とか聞いて書き加えてらっしゃいました。周りは商工会の人もおらず、出版社らしき人と、まんがファンだけが10名ほどで、先生もすごくリラックスしてました。アーアー、俺もこの時書いてもらったらよかったなー。
  先生が去った後、サインしてもらったお二人に話しかけたところ、地元の人で、もしかしたらと思い色紙を用意していた、とのこと。私もサインをもらったまんが道1巻を見せて、ちょっと話をして別れました。

  さあ、次は、「潮風ギャラリー A先生 原稿展」にもどります。

  原稿4枚入りの額が、1作品につき10本前後飾ってあり、プロゴルファー猿、笑うセールスマン、ハットリくん、怪物くん、少年時代、そして「まんが道」、と先生の代表作そろい踏みです。原稿が、本物か、コピーか聞くのを忘れましたが、中には黄色く変色した原稿もあったし、写植前の生字のものもけっこうあり、興味津々でした。

  会場の一角には、A先生が住んでいたトキワ荘14号を再現したブースもあり、机の上には、「わが名はXくん」の制作中の原稿が置いてあるという気の利きようです、泣かせるね~!

  ギャラリーの2階は、先生のコミックを寝ころんで読めるスペースや、ビデオ上映室なんかもあり、「オヤジ坊太郎」の2巻とか探したかったのですが、時間がないため原稿だけじっくり見て出ました。  

  さあ、次は「光禅寺」、藤子不二雄A先生の生家です。

ギャラリーを出て商店街のアーケードを5分ほど歩くと、ハットリくんの案内看板がありました。そこを曲がって1~2分ほど歩くと、お寺らしき建物が。すると、後ろからでかい声で話しながら、ずかずか近づいてくる人がある。

わぁっ!A先生だー!

「ここですよっ、ここっ!」

なんて言いながら、4~5名の人を引き連れて、すごく楽しそうな感じで、お寺の隣の住居に入って行かれました。A先生でも、やっぱり故郷に帰ると、テンションがあがんねんなー、なんて思いながら見ていると、さっきモグロを書いてもらってた地元ファンの人も付いてきてました。お互い、本堂をバックにして写真を撮りっこし話をしていると、富山県は漫画家をけっこう出しており、おいしんぼの花咲アキラや、きまぐれオレンジロードの先生なんかもそうなんですと、マメ情報を教えてくれました。
 

彼と再び別れて、昼飯を食いに氷見漁港へ向かう。
今日は「キトキト祭り」という氷見市上げての大イベントの日で、新鮮な魚貝にありつけるらしい。
商店街の途中で、A先生が2年間勤めた富山新聞の、氷見分局があったので(A先生は富山市本局で勤務)、一応写真を撮った。


  キトキト祭りは行って見ると、すごい人出!屋台の数もすごいし、失礼ながら地方都市のお祭りとしてはかなりの規模、写真の漁船の向こうの屋根の下は特設食堂会場で超満員、楽しみにしてた新鮮で安い刺身は、作っても作っても追いつかないとかで売り切れ中、売り物のキトキト鍋はほんまに何百人と並んでおり、もうあきらめて、地元婦人会さんやJAなんかの屋台ブースで鯛寿しとお好み焼きを買って食べました。これはこれでおいしかったので満足しました。
さあ、当初の目的3つの内2つは達せられましたので、家路につくといたします。(この時は、自分が二つ山を見つけていたことに、気づいてませんでした。)

2007年11月13日火曜日

10月14日(日)11時45分、みちぞう、A先生と言葉を交わす!

  11時45分(40分?)ごろ、対談が終わり、商工会と出版社関係者約40名、一般まんがファンらしき者約10名ほどが、会場を後にした。みちぞうも3階から1階へとエレベーターを降りて正面出入り口へ出たのだが、ここで急に不安になった。

  「もし、先生が裏口とかから出ていったらどうしよう?昔、松本伊代のコンサートの時は、関係者出入り口から車が出たぞ。このビルなんて、どんな構造か全然わからんぞ。」

  そう考えるとダッシュで3階へ戻り辺りを見まわした。商工会の人達はまだ少しだけ残っていた。

「えーーい!旅の恥はかき捨てじゃー!。」
思い切って前から歩いてきた、丸坊主、ひげ、黒スーツの一見こわもて用心棒風(失礼?)の商工会青年部さんに言ってみた。
  「あのー、あつかましいお願いなんですが、大阪から来たんですが、藤子先生のサインをいただくことはできないでしょうか?」
と、「遠距離から来てんでー!」というところを少し強調して、おそるおそる頼んでみた。
  すると、この人、怖いのは見た目だけで、「ちょっと待って下さい!」というと、疾風のように楽屋方面へ走って行った。なんちゅう親切な人や!見た目だけでコワいとか言うて、、本当にすんませんっ!と心の中で謝るみちぞう。

  ドキドキしながら待つこと2~3分、楽屋方面がざわつきだした。

で、で、で、出たーーー! A先生、再登場ーっ!
さっすがー! 女子アナみたいな美人秘書が先導しとるーー!
あっ、うわー! その横でさっきの青年部の兄ちゃんが、何か一生懸命頼んでくれとるーー!
ありがとうございます!氷見商工会青年部ー!
  藤子不二雄A先生が私の目の前50センチにきた、今だー!
「 (ど緊張で顔こわばって)あ、あの、たいへん厚かましいお願いなんですが、サインをいただけませんでしょうか?」

  すると、さっきまでニコニコしてたA先生が、あまりの私の緊張ぶりに(きっとものすごい顔をしてたはず)ちょっと引かれたのか?

 「あぁ、いいですよ、、(モゴモゴ)」

という感じで、やや硬い表情で、「まんが道1巻」を受け取りボールペンでサインしてくれたのだー!

  ですので、ブログ冒頭に掲載してたA先生のサインは、間違いなく、「本物」です!
ヘヘヘーーーン! ええやろーーー!
  そして、日付が「10/24」と間違えて書かれた理由は、おそらくあまりのみちぞうの表情のこわばりぶりに、A先生がびびって間違われたものと思われますー!鑑定団で値打ち出たりしてねー?!後、エレベーター前に商工会の人が何人もずらっと整列してたから、「待たせたら失礼だ」と思われて急がれたのかもね~?

  こうして、みちぞうは、たった一言ですが、本物の藤子不二雄A先生と会話し、サインをもらうこともできたのでした。いやー、根性出して、ほんまよかったなー!

2007年11月10日土曜日

10月14日(日)AM11:05、藤子不二雄A先生対談会にすべり込みセーフ!

  原稿展は後にして、対談会会場へ猛ダッシュ! 商店街から駆け足で2~3分できれいなホールについた。エレベーターで会場フロアに上がる。ドアは閉まっていて、すでに始まってる雰囲気だ。遅れて来て途中で入れてもらえるだろうか?商工会主催の対談なので、おそらく青年部の人だろう、受付のお兄さんに、おそるおそる訪ねた。

  「あのー、藤子先生の対談会はこちらですか? 遅れてあれなんですけど、、、。」

  「どーぞ、どーぞ!」と、ニコニコして手招きしてくれた、親切だぞ!氷見商工会青年部。


  どうもありがとうございました。
  ドアを開けて入ると、そこは100人ぐらいが入る小ホールという感じで、照明設備もちゃんとして、座席も階段状になったいいホールだった。

 そして、ステージの上には、藤子不二雄A先生が座ってらっしゃった! 本当に生きてしゃべって動いてるA先生だー!
 (アタリマエジャ、シツレイダニー)
 なんか、A先生の周りが光って見えるー!ご人徳かー! 
(ダカラ ショウメイライトガ ヒカッテルンダッツウノ)

  A先生は昭和9年生まれ、「ご健康状態はどうかな~?」と、自分の目で見るまで心配していたのだが、無用だった。お元気、お元気!昔、「ギミアブレイク」で、大橋巨泉相手にしゃべってた頃よりも、さらに饒舌にしゃべってらっしゃる。

「小5の時、おまえまんがうまいのう、と声かけてきたのが藤本君(F先生)。」

「上京1年後、高岡に帰省した途端、1ページも書けなくなって、連載全部落っことした。」

「子供のころは赤面症で、電熱器、と呼ばれてた。」

「親父が死んでなければ、今頃禅寺を継いでた。」

など、有名なエピソードを次々披露、みちぞうはデジカメの静止画と動画をフル回転させました。が、途中で、


ホンモノガ メノマエニイルノニ デジカメノ エキショウヲ ミテルナンテ マヌケダニー
と気づき、デジカメは頭の上で構えて、肉眼は本物を見るという独自ポーズを編み出した!

市長との対談会は、確か40分ほどで終わり、先生は退席された。
さぁ、いよいよ出待ちだ、みちぞうは藤子不二雄A先生のサインがゲットできるのか?

2007年11月3日土曜日

10月14日(日)AM10:43、ハットリくん列車で、氷見駅へ到着

  勇んで電車に乗りこむ。ただし、今は親子連れでなく、おっさん一人で行動しているので、はしゃいでいると気持ち悪がられる、クールに行動せねばならない。
  列車は、観光客以外の地元住民らしき人もけっこう乗っており、(というか、そちらメインか)座席はほぼ埋まっていた。車内の天井は、ハットリ君のイラストでいっぱいで全部ながめているとけっこう楽しめそうだ。子供連れでも退屈しないだろう。行きの車両にはなかったのだが、帰りの車両には、A先生のサイン入り大型パネルも貼り付けてあった。(天井の扇風機が、イラストの隣で、いい味出してます)

シカシ エエオッサンガ ヒトリデ ハットリクンノイラストヲ ジブンドリスルノハ ハズカシイニー 

  

  途中、風光明美で有名な雨晴(あまはらし)海岸も見えて、のんびりしたローカル線の30分間列車旅であった。
  氷見駅に着き改札を出ると、小さな観光案内所があり、レンタサイクルもやっている。A先生の原稿展のポスターも貼ってある。小さな町と聞いていたので、適当に歩いていればわかるだろうと、素通りした。

  ただ、観光所でレンタサイクルを借りれば効率よく回れます。また、原稿展(潮風ギャラリー)やハットリくんからくり時計や、「とれとれの魚のうまい店(有名な漁港やからグー)」や、新鮮な魚貝の買える場所(海鮮館 道の駅)や、A先生の生家「光禅寺」を、聞いておくのもいいと思います。

  案内所を使わなかった私ですが、町の人がみな親切で、助かりました。ふつうの人も、観光業の人も、尋ね物をすると、みんないやな顔せず、ニコニコ応対してくれました。だから、ブログ書く気になったっていうのもありますなー。
  るるぶのコピーを見ながら、町の人に聞いたりして、商店街の端っこの潮風ギャラリーを目指す。商店街には、藤子不二雄A先生オリジナルの魚キャラクターの像が何体もあり、触るとしゃべり出す。子供は喜ぶだろう。ハットリくんやケムまきの像、あと、今日除幕されたばかりのハットリくんポストなんかもある。シャッターにはハットリくんのイラストが何枚もでかでかと書いてある。こりゃ、A先生商店街だな。
  


いよいよ着いた、潮風ギャラリーだ、原稿展だ! 本日10月14日AM11時、つまりたった今オープンしたばかりの、出来立てほやほやのギャラリーだ。地元の方は、漁港のキトキト祭りに殺到しているようで、こちらはほどほどの人出だ。オープニングセレモニーでA先生が来てるはずなのだが、セレモニー自体やってるようすがない。ちょっと不安になって、受付の人に聞いてみると、

「A先生はさっきまでいたが、今は市長と対談会をやっている。始まったばかりだから、早くホールに行きなさい。すぐそこだ。」
 し、しまった! そう言えば、事前に市役所に問い合わせを入れた時、「10時からセレモニーをします。」と、言うとった。なんで、今まで、忘れとったんじゃー! やっぱり、舞いあがっとったんかー!